USEN・宇野康秀社長の素顔
「ほう、宇野さんがね。ホリエモンとは決して仲良くなかったハズなのに」
ライブドアの経営支援に動いたUSENの宇野康秀社長。
この電撃ニュースは、宇野氏を知る人たちにとっても“意外”だったようだ。そんな宇野氏とはどういう人物か。
「何から何までホリエモンと正反対」という声がしきりだ。ホリエモンがドラえもんに似ているなら、宇野氏は押しも押されもせぬイケメン。
「ホリエモンはインタビュー中でも携帯を取り出していじり始めるが、宇野氏は取材の後、社長室からかなり離れたエレベーターホールまで同行し見送りの挨拶をする人ですね」
取材経験のある記者が2人をこう比較する。ジジイ殺しで知られる楽天の三木谷浩史氏とも違うらしい。
「旧興銀出身の三木谷氏は受け答えにエスタブリッシュな人にありがちなどこか鼻につくところがあると言う人がいますが、宇野氏は慎重に言葉を選ぶものの、へんな嫌みは感じられない。大阪人らしく、客商売慣れしているってことでしょうか。もっとも、この2人は仲が良いんですがね」(前出の記者)
ホリエモンと宇野氏は仲がよかったという話がありますけど実際はどうなんでしょうね
( ̄∇ ̄*).。oO
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1963年生まれの宇野氏は、起業家精神旺盛。明治学院大学を卒業後、父親が64年に興した大阪有線放送を継がず、リクルートコスモスに入社。
わずか1年で辞めると、仲間と人材ビジネス会社インテリジェンスを創業した。
「結局、実家を継ぎ父親がつくった“負の遺産”を一掃。光ケーブルを使った高速通信サービスに乗り出して1500億円規模を売り上げるまでに成長させています。
最近はコンテンツビジネスにも積極的で、レコード会社のエイベックスや映画配給のギャガなど優良コンテンツ企業を傘下に。昨年スタートした無料ネット放送“ギャオ”も広く知られています」(ネットベンチャー関係者)
「ギャオの立ち上げがすんなりいったのは、ホリエモンがフジテレビと大バトルを演じた後でテレビ界はそれどころじゃなかったため。今回のライブドア株取得もライブドアが上場廃止の事態に追い込まれたからこそ。
困ったフジテレビが株を手放し、しかもフジに“貸し”もつくった。彼はこうしたチャンスを常にうかがっているんです」
ライブドア社員にとってみれば再建できれば万々歳というところでしょうか。